販促は売上UPや集客には欠かせない施策です。どんなに優れた商品やサービスであっても認知されていない、購入のキッカケがないといった場合は思ったようには売上につながりません。
一口に販促といっても様々な方法があります。そこで、本記事では販促施策のポイントから具体的な施策まで詳しく解説していきます。
目次
1. 販促とは
「販促」とは、「販売促進」を略した言葉です。顧客が商品やサービスについて知るきっかけを与えたり、顧客の購買意欲を高めたりするためのアプローチのことを販促といいます。
販促の施策はさまざまですが、販促を行う目的は、新規顧客の獲得と既存顧客の維持大きく2つに分けることができます。目的に合った効果的な販促施策を行うことが重要です。
2. 販促施策を考えるポイント
効果的な販促施策を考える際に意識すべきポイントを紹介します。
|広告|目的/ターゲットを明確にする
販促施策を行うにあたって、目的/ターゲットを明確にすることが大切です。商品やサービスの特徴などから、いつどこでどんな人のニーズに応えられるかを考えることでターゲットを決めることができます。ターゲットを絞り切れていないと差別化ができず、顧客に刺さらないありきたりな販促施策となってしまいます。
決めたターゲットに対して、何を目的として販促施策を行うのかを考えます。目的によって行う具体的な施策が変わるため明確な目的を決めることはとても重要です。
目的/ターゲットを決める際に注意しなければならないのが、商品・サービスの特徴や事業方針に適した販促を行うことです。ターゲットの年齢や性別にあった媒体、目的や予算に合った施策であることが効果的な販促に繋がります。
|季節感やトレンド感を意識する
毎日違う販促を行うのは難しいですが、ずっと同じ販促を行っていても目新しさがなくなり効果が薄れてきてしまいます。
期間限定や季節に合わせたキャンペーンをするなどトレンド感を意識することで顧客を飽きさせず販促の効果を維持することができます。
|既存顧客への施策を行う
販促というと、認知の拡大を行い新規顧客の獲得を狙うイメージがあるかもしれませんが、既存顧客を離さない施策も重要になります。既存顧客維持には、新たな集客のコストがかかりませんし、リピーターとなり繰り返し利用してくれることで継続的な売り上げを確保することができます。
|データ分析を行い、改善を繰り返す
販促施策を行った後には必ずデータ分析をし、効果測定をしましょう。行った施策が狙ったターゲットに届いていたか、目的や目標は達成されたかなど客観的なデータから分析しましょう。分析の中で見つかった課題は改善することで、さらなる成果につなげることが期待できます。
3. 具体的な販促施策
具体的な販促施策の特徴や狙える効果などを解説します。
|広告
広告を出すことで多くの人の目に留まり認知を拡大することができます。広告としては「マス広告」「交通広告」「インターネット広告」などを挙げることができます。
マス広告は、マスメディア(テレビ/ラジオ/新聞など)に掲載されている広告のことです。広告掲載媒体自体の知名度や信頼度が高いため、新規顧客獲得のための認知拡大に効果的です。
交通広告は、公共交通機関内にある広告のことです。通勤通学をするサラリーマンや学生をターゲットとする場合は適していると考えられます。駅構内に大きな広告を出すことも話題性があり認知拡大につながります。
インターネット広告は、ウェブサイト上の広告のことです。検索エンジンの上部に表示されるリスティング広告やウェブ上の広告スペースに表示されるディスプレイ広告などがあります。関連ワードを検索した人に広告が表示されるため、関心度の高い潜在顧客へのアプローチが可能です。
|SNS運用
SNSを企業が活用する例は増えてきています。SNS上の広告を出したり、企業アカウントにて商品の情報を出したりなど使い方はさまざまです。SNSの普及により人の目につきやすくなったため認知を高めることが期待できます。
Instagramの企業の運用については下記の記事でもまとめていますので、もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
▶企業アカウント?プロアカウント?企業がInstagramに取り組むメリットや注意点を徹底解説!
|割引券やクーポン
割引券やクーポンを配布することによって顧客の購買のきっかけを作ることができます。
割引券やクーポンと広告の情報を関連させることで両施策の相乗効果が期待できます。
割引券やクーポンは新規顧客の獲得だけでなく、既存顧客対象の割引券やクーポンを出すことで既存顧客のリピート施策となります。
|ポイントの付与
来店時や購入時にポイントをつけることで顧客に「また来よう」と思わせることができます。貯めたポイントで商品がもらえたり安くなったりすることでリピーターを増やすことが期待できます。ポイント2倍デーなどの工夫はよりリピートを促すでしょう。
|メルマガ
既存顧客や見込み顧客に対して定期的にメールを送るのがメルマガです。新商品発表やクーポン等のお得情報を配信することが多いです。
SNSの普及などでメール離れが起こっており、以前よりもメルマガを見てもらえないということが多いです。そのため、配信の際は顧客のニーズに合わせた内容や件名の空が必要です。
|商品サンプルの配布
「購入前に試してみたい」という顧客の要望に応えることができ、商品やサービスを体験してもらうことで購入につなげることが期待できます。
サンプルの配布場所や時間帯を工夫することで狙ったターゲットにアプローチすることも可能です。
|体験イベントや実演販売
サンプルと同じように商品やサービスを体験してもらうことで、購買を促します。
無料お試し期間を設け、一定期間サービスを利用してもらうことも効果的です。
|会員限定イベント
会員や既存顧客に向けた限定のイベントを行うことで、商品やサービスのリピーター、さらにはファンになることが期待できます。
限定のイベントにすることで、ファン同士のコミュニティを形成でき、ファン同士のコミュニケーションや口コミで商品やサービスを拡散してくれることもあるでしょう。
4. 販促施策として注目が高まるライブコマース
ライブ配信で商品の販売を行うことができるライブコマースですが、販促施策としても注目が高まっています。
ライブコマースでの販売時に特別クーポンを発行する、新商品発表等のイベントとしてライブコマースを行う、既存顧客に向けたライブコマースを行う、などライブコマースは販促施策として様々な活用ができます。
ライブコマースについては下記の記事でもまとめていますので、もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
▶ライブコマースとは?メリットや導入検討の際に注意すべき点などを徹底解説
5. まとめ
今回は販促について解説してきました。
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