スマートフォンの普及やコロナ禍の外出自粛、5G回線など様々な要因からEコマース市場は伸び続けています。Eコマースの中でも、生活に明かせないものとなっているSNS等のスーシャルメディアを掛け合わせたソーシャルコマースの注目が高まっています。
本記事では、ソーシャルコマースの説明からシーシャルコマースの施策であるライブコマースについてまで解説をしていきます。
目次
1. ソーシャルコマースとは
ショーシャルコマースとは、一言でいうと「ショーシャルメディア」と「Eコマース」を掛け合わせたマーケティング手法のことです。
SNSやブログのようなソーシャルメディアで商品やサービスについて紹介することでユーザーに商品やサービスの訴求を行います。ソーシャルメディアの代表例であるSNSの特徴は、企業のアカウントからの発信だけでなく、インフルエンサーによる発信や実際に購入した消費者からの発信がある点です。今までの企業からユーザーへの一方通行の情報提供ではなく、企業とユーザーの双方向のコミュニケーションやユーザー間のコミュニティなど様々な情報発信が坐されるのが特徴です。
|ソーシャルコマースとEコマースの違い
「ソーシャルコマース」と「Eコマース」の違いは、両社におけるソーシャルメディアの役割にあります。「Eコマース」でのソーシャルメディアは、認知度の向上やショップへの集客といった企業からの一方通行型広告的な役割が大きく、ソーシャルメディアとショップ販売が切り離されています。
それに対し「ソーシャルコマース」でのソーシャルメディアは、コミュニケーションツールであり、ユーザーとの関係構築の役割を担うだけでなく、購入導線がはっきりしているためソーシャルメディアとショップ販売がつながっており、集客のみならず販売の役割もあります。
|ソーシャルコマースの種類
ソーシャルコマースといってもさまざまな種類のものがあります。
【SNS/ソーシャルメディア型】
近年最も注目が高まっています。SNS利用の中で商品やサービスの購入が可能で、通常の投稿やライブ配信などの販売施策があります。
【CtoC型】
「CtoC」とは顧客同士が取引を行うことを意味します。一般消費者が販売者にも購入者にもなります。フリマアプリをイメージしていただけると分かりやすいと思います。
【ユーザー参加型】
ユーザーが購入者としてだけでなく、クラウドファンディングなどを通して商品やサービスとかかわるものを指します。
【O2O型】
「O2O」は「Online to Offline」の略で、オンラインで情報収集をし、購入自体はオフラインの実店舗で行う購入動作のことです。
【レコメンド型】
他の購入者の評価やレビューなどの情報から購入を検討することを言います。また、購入履歴や検索履歴からおすすめ商品が表示されるのもレコメンド型に当てはまります。
【共同購入型】
指定された人数で商品を購入することでクーポンなどの割引がされる販売方法のことを指す。アメリカや中国で盛んですが、日本ではあまり活発ではありません。
2. ソーシャルコマースのメリット
従来のEコマースではなく、ソーシャルコマースに取り組むメリットとはいったい何なのでしょうか。
|ユーザーの囲い込みが可能
ソーシャルコマースに取り組むことによって、ユーザーを囲い込むことが可能になります。何度も述べているように、SNSを活用することでユーザーとのコミュニケーションが可能です。
ユーザーの声を聴き、関わりを継続的に持つことによってユーザーのファン化を図ることができます。また、SNSの投稿をこだわることで商品やブランドのイメージを伝えることができ、商品やサービスの共感を持つユーザーが集まります。
|導入のハードルが低い
ほとんど手間やコストをかけずに導入することができる点が大きなメリットです。SNSは基本的には無料のアプリを使うことで簡単に運用することができます。
企業用のアカウント特有の機能等もありますが、普段から使い慣れている通常のアプリとほとんど大差なく使うことができ、導入しやすいです。
3. ソーシャルコマース(SNS)のプラットフォーム
ソーシャルコマースとして活用されているSNSプラットフォームについてみていきます。
Instagramは多くの企業が取り組んでいるSNSです。画像や動画がメインの媒体で、若者を中心に人気ですが、今では普及率が増えどの世代でも利用者が増えています。
Instagramにはプロアカウントといわれるビジネス用の企業アカウントの作成が可能です。これにより様々な美地熱機能の利用が可能になります。
Instagramの企業アカウントに関しては下記の記事でもまとめていますので、もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
▶企業アカウント?プロアカウント?企業がInstagramに取り組むメリットや注意点を徹底解説!
Facebookはビジネスの場面で多く用いられるSNSツールです。そのため、一般ユーザー向けの配信だけでなく、BtoBのような企業間のサービスを提供する場面での活用も見られます。
Twitterは拡散力が非常に強いSNSツールです。アクティブユーザー数も非常に多く、娯楽からビジネスまで幅広い情報が流れているため、多くの人に見てもらうことに適したツールです。
|TikTok
現在、若者を中心にものすごい勢いで普及しているショートムービー配信型のSNSツールです。流行りを生むSNSツールであり、インフルエンサーに商品紹介を依頼したり、企業アカウントで配信を行ったりする企業も出てきています。
4. ソーシャルコマースとして注目が高まるライブコマース
昨今、ソーシャルメディアとしてライブ配信の注目が高まっています。先ほど紹介したSNSプラットフォームの機能を用いてライブ配信を行う企業も多数あります。
ライブ配信で商品を販売するライブコマースに注目が集まる理由は、ソーシャルコマースのメリットであるユーザーとのコミュニケーションが可能であるからです。また、ライブコマースを通してユーザーのファン化、LTVの向上といった、顧客との関係性を築くことができます。
ライブコマースについては下記の記事でもまとめていますので、もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
▶ライブコマースとは?メリットや導入検討の際に注意すべき点などを徹底解説
5. まとめ
今回はソーシャルコマースについて解説してきました。
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