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企業アカウント?プロアカウント?
企業がInstagramに取り組むメリットや注意点を徹底解説!

2022.08.04
2022.08.04
 

スマートフォンを一人一台持っているのが持っているのが当たり前になった現代では、SNSは生活に欠かせないものとなっています。SNSの中でも若者を中心に普及率が高まっているのがInstagramです。Instagramは様々な機能でビジネスの場面での活用も見られるようになってきました。
本記事ではInstagramの企業アカウント(プロアカウント)の説明から活用法、運用のポイントまで解説します。

 

目次

1. 企業アカウント(プロアカウント)とは
2. 個人アカウントとの違い/プロアカウントにできること
   – Instagramアカウントの基本設定
   – プロアカウントへの切り替え
3. アカウントの詳細設定
   – プロフィールの設定
   – プライバシー設定

4. プロアカウント作成の流れ
   – ビジネスプロフィールの掲載
   – インサイト機能で投稿やフォロワーの分析が可能
   – インスタ広告の掲載が可能
   – ショップの開設
   – アカウントのカテゴリ設定
   – プロフィールに「予約する」等のアクションボタンの設置
   – アカウント閲覧制限(最低年齢の設定)
   – チャットの返信テンプレート
   – チャット上での「よくある質問」設定
   – 公式マーク(認証バッジ)のリクエスト
5. 基本機能のビジネス活用
   – インスタライブ
   – その他SNSとの連携
6. 導入メリット
   – 認知の獲得
   – ブランディング
   – 集客
   – 販売促進
7. 導入における注意点
   – アカウントを非公開にできない
   – 二段階認証を設定する
   – 短期間でのユーザーネーム変更
   – ポリシーを守る
   – 個人アカウントSNSと連携されていないか
8. 効果的なInstagram運用のポイント
   – ブランディングを意識した投稿
   – 効果的なハッシュタブ
   – 継続的な運用
   – ユーザーとのコミュニケーション
   – データ分析
9. まとめ

 

1. 企業アカウント(プロアカウント)とは

Instagramには、個人アカウントとプロアカウントの二種類があります。どちらも誰でも利用が可能ですが、一般的なユーザーが利用するのが個人アカウントで、企業などが利用するのがプロアカウントという違いがあります。
また、プロアカウントの中にも、主にインフルエンサーなどが利用するクリエイターアカウントと企業が利用するビジネスアカウントがあります。
プロアカウントはビジネス用のアカウントであるため、個人アカウントでは使うことができない機能を使うことができます。
プロアカウントにすることで利用可能となる以下の機能については「個人アカウントとの違い/プロアカウントにできること」の項目で詳しく解説しています。

● ビジネスプロフィール
● インサイト機能
● インスタ広告
● ショップ開設
● アカウントのカテゴリ設定
● プロフィールにアクションボタンの設置
● アカウント閲覧制限(最低年齢の設定)
● チャット返信のテンプレート
● チャット上のよくある質問の設定
● 公式マーク(認証バッジ)のリクエスト

 

2. プロアカウント作成の流れ

 

|Instagramアカウントの基本設定

① Instagramアプリのインストール

まずはInstagramをダウンロードします。スマートフォン/PCどちらでもInstagramを使用することができます。ブラウザでも利用することは出来ますが、アプリをインストールしておくと良いでしょう。
▶iOS端末はこちらから
▶Android端末はこちらから
 
② アカウント登録

アカウントの登録には「メールアドレス」か「電話番号」を使用します。
個人アカウントで使用しているメールアドレスや電話番号で登録を行う場合は、個人アカウントの情報が引き継がれることがあるため注意が必要です。
企業アカウント作成の場合は、社用のメールアドレスや電話番号で登録を行うのが良いでしょう。
 
③ 認証コードの入力

[②]で入力したメールアドレスまたは電話番号に認証コードが届くため、届いた認証コードを入力し、次に進みます。
 
④ 名前とパスワードの設定

表示名となる名前を入力します。名前に関しては、登録後に変更することが可能です。
名前入力後はパスワード設定になります。アカウントの乗っ取り等に合わないように安全性の高いパスワードの設定をしましょう。
 
⑤ 誕生日の入力

Instagramは多くの国で13歳未満の人はアカウントの作成ができません。そのため、誕生日入力にはサービスのリリース日や会社の設立日にするのではなく、社長やアカウントの担当者の生年月日などにすると良いでしょう。
インスタライブについては下記の記事でもまとめていますので、もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
▶Instagramの誕生日設定について
 
⑥ ユーザーネームの設定
ユーザーネームはInstagramアカウントのURLに活用されるためサービス名や会社名が連想されるようなユーザーネームにしましょう。

以上までで必須項目の設定が完了になります。プロフィール写真等の設定はスキップすることができるため、決まっていない場合は、後のプロフィール欄の作成の際に一緒に行っても良いでしょう。

 

|プロアカウントへの切り替え

① プロアカウントに切り替える

右上の「≡」から「設定とプライバシー」を選択し、「アカウントの種類とツール」から「プロアカウントに切り替える」を選択し、「次へ」をクリックすることで、プロアカウントに切り替えることができます。
 
② カテゴリの選択

「プロアカウントに切り替える」から進んでいくとカテゴリの選択画面が表示されます。自身に当てはまるカテゴリを選択しましょう。

カテゴリの具体例としては以下が挙げられます。
アーティスト/ミュージシャン/ブロガー/衣料品(ブランド)/コミュニティ/デジタルクリエイター/教育/起業家/健康・美容/編集者/ライター/個人ブログ/商品・サービス/ゲーマー/レストラン/美容・化粧品・パーソナルケア/食料品店/写真家・フォトグラファー/ショッピング・小売り/動画クリエイターなど

おすすめに表示されるカテゴリのみならず、カテゴリを検索することもできるため、なるべく自身のカテゴリに近いものを選びましょう。
また、カテゴリはプロフィールに表示するかしないかを選択できます。「プロフィールを編集」から「プロフィールの表示」、「カテゴリラベルの表示」の手順でカテゴリ表示のオンオフの切り替えができます。
 
③ ビジネス/クリエイターの選択

カテゴリ選択を終えると、ビジネス/クリエイターの選択画面に進みます。選択したカテゴリにから適した方をInstagramから勧められますが、自身に適した方を選択しましょう。
カテゴリがデジタルクリエイターや動画クリエイターの方は、クリエイターアカウントが適しているでしょう。企業や店舗のアカウントの場合はビジネスアカウントが適しているでしょう。
ビジネスアカウントの場合、公開情報の設定があります。公開情報には、電話番号/メールアドレス/住所などの情報を入力します。問い合わせの連絡手段として利用されたり、住所によって店舗の所在地が分かったりすることで、集客につなげることができます。
入力した情報は公開されるため、掲載する内容に関しては注意が必要です。また、情報を載せないことも可能なため、必要に応じて活用しましょう。
 
④ Facebookアカウントの連携

InstagramはFacebookを運営しているMeta社が提供しているサービスであるため互換性が非常に事情に高いです。連携させることでFacebookとInstagram同時に投稿ができるなど様々な機能が使えるようになります。
必ず連携しなければならないわけではないため、Facebookアカウントがない場合や連携をしたくない場合は連携しなくても問題はありません。

以上でプロアカウントの切り替えは完了になります。

 

3. アカウントの詳細設定

アカウント作成が完了したら、運用に向けた詳細設定が必要です。
目的に合わせた設定を行うことで安全かつ効果的に活用することができます。

 

|プロフィールの設定

アカウントの作成が完了したらプロフィールの作成をしましょう。
プロフィールには写真や文章だけでなく、自社のサイトのリンクも入れることが重要です。
写真に関しては、ロゴにするなどブランドや企業が分かりやすいような工夫が必要です。文章は150字まで入力が可能で、ハッシュタグやメンションを挿入することができます。サービスや会社概要がわかりやすくまとめることも重要ですが、ハッシュタグやメンションを使って検索されやすいアカウントにすることも重要です。自社のサイトにリンクを入れておくことで、Instagramからサイトへの流入が期待できます。
プロフィール欄を見やすく充実させることで、効果的な運用につながります。

 

|プライバシー設定

右上の「≡」から「設定とプライバシー」を選択し、各種機能の設定を行い、最適な運用をしましょう。

 
■ 他者の投稿でのタグ付けの設定

「タグとメンション」では、他者の投稿にタグ付けされる際の設定が可能です。
 
・タグ付けの許可

タグ付けを許可する人を「全員(誰でも可能)」「フォローしている人のみ」「許可しない(誰でも不可)」の3パターンで制限することができます。
 
・タグ付け承認機能

タグ付け承認機能をオンにしておくと、他の人からタグ付けされた際に投稿を確認し許可しない限りタグ付けが有効にされない設定です。

 
■ 他者のストーリーズでのメンションの設定

「タグとメンション」では、他者のストーリーズにメンションされる際の設定が可能です。
 
・メンションの許可
メンションを許可する人を「全員(誰でも可能)」「フォローしている人のみ」「許可しない(誰でも不可)」の3パターンで制限することができます。

 
■ ストーリーズの設定
 
・ストーリーズと動画の表示

「ストーリーズと動画を非表示」で個別にアカウントを選択し、ストーリーズとライブ動画を非表示にすることができます。
 
・ストーリーズへの返信

「メッセージとストーリーズへの返信」から「ストーリーズへの返信」を選択するとストーリーズへの返信を許可する人を「全員(誰でも可能)」「フォローしている人のみ」「許可しない(誰でも不可)」の3パターンで制限することができます。
 
・ストーリーズの保存

「アーカイブとダウンロード」では、ストーリーズをカメラロールやアーカイブに保存するかを選択できます。基本的にストーリーズは24時間で消えてしまうため過去の投稿を見返す際には、アーカイブに保存をオンにすると良いでしょう。また、アーカイブは他のユーザーから見られることはありません。

 
■ シェア・リミックスの設定
 
・シェアの許可

「シェア・リミックス」の「シェアできるもの」では、投稿を他のユーザーのストーリーズによってシェアすることを許可するか、ストーリーズの投稿を他の人のメッセージでシェアすることを許可するかを選択できます。
どちらの設定もオンにすることで、シェアされることで発信した情報が拡散されやすくなるでしょう。
 
・まとめの許可

「シェア・リミックス」の「シェアできる場所」では、まとめでの投稿のシェアを許可するかを選択できます。許可することで他のユーザーが投稿をまとめに追加することが可能になります。
まとめ機能とは、投稿をカテゴリごとにまとめたコンテンツを作成する機能です。自身の投稿だけでなく複数ユーザーの投稿をまとめることができます。
他のユーザーによって拡散されるきっかけとなるため、許可しておくと良いでしょう。
 
・リミックスの許可

「シェア・リミックス」の「リミックスできるコンテンツ」では、リール動画、フィード動画、投稿、それぞれのリミックスの許可をするか選択できます。
リミックスとは、他のユーザーの動画や写真を含むリール動画を作成できる機能です。

 
■ アクティビティのステータス設定
 
・アクティビティのステータスを表示

「メッセージとストーリーズへの返信」から「アクティビティのステータスを表示」を選択することで、アクティビティのステータスを表示するか非表示にするかを選ぶことができます。
アクティビティのステータスを表示すると、最後にInstagramを使用した日時や現在オンラインであるかが、フォローしているアカウントやメッセージをやり取りしている相手から分かるようになります。
企業アカウントでは、動いていないアカウントではと思われないためにも、オフにしアクティビティの状況を見せないことが良いでしょう。

 
■ メッセージの設定
 
・メッセージコントロール

「メッセージとストーリーズへの返信」から「メッセージコントロール」を選択すると、メッセージリクエストの受け取りを「チャットリスト」「メッセージリクエスト」「リクエストを受信しない」の3つから選ぶことができます。

 
■ コメントの設定
 
・コメントを許可する相手

「コメント」から「コメントを許可する相手」を選択すると、コメントを許可する人を「全員(誰でも)」「フォロー中の人」「フォロワー」「フォロー中の人とフォロワー」の4パターンで制限することが可能です。
 
・コメントをブロックする相手

「コメント」から「コメントをブロックする相手」を選択し、特定のユーザーを指定することで、指定したユーザーのコメントは他のユーザーに表示されることがなくなります。
 
・非表示ワード

「非表示ワード」では、「コメントを非表示」や「詳細コメントフィルター」から不適切な言葉を含むコメントを自動で非表示にすることができます。
「カスタマイズした言葉・フレーズを管理」から、非表示にしたい言葉のリストを作成できます。リストの言葉が入っているコメントは非表示になります。

 
■ アカウントのやり取り
 
・制限中

「制限中」では、ブロックやフォローを外すといったことなく、より取りを制限することができ、制限したことが相手に伝わることがありません。
特定のアカウントを制限した場合、制限したアカウントのコメントはここに承諾しない限り他のユーザーには表示されなくなります。
 
・ブロックされているアカウント

「ブロックされているアカウント」では、特定のアカウントをブロックすることができます。ブロックすると、相手からはプロフィールや投稿の閲覧、メッセージのやり取りなどができなくなります。
 
・ミュート済みのアカウント

「ミュート済みのアカウント」では、フォローを外すことなく、投稿やストーリーを非表示にすることができます。

 

4. 個人アカウントとの違い/プロアカウントにできること

個人アカウントとは違い、ビジネス用のプロアカウントならではの機能が多くあります。

 

|ビジネスプロフィールの掲載

プロアカウントでは、問い合わせに必要な「電話番号」「メールアドレス」「住所」といった情報をプロフィールに載せることができます。Instagramの投稿やライブ配信を見て興味を持ったユーザーが直接問い合わせることができます。

 

|インサイト機能で投稿やフォロワーの分析が可能

プロアカウント特有の機能であるInstagramインサイトはフォロワーの特徴などを分析することができるツールです。Instagramには主に「投稿に関するインサイト」と「アカウントに関するインサイト」の2種類があります。
 
【投稿に関するインサイト】

投稿の下の方に表示される「インサイトを見る」から確認することができ、投稿に対するデータを見ることができます。
投稿へのいいねやコメントだけでなく、保存された数、投稿が表示された場所(ホーム画面なのか、検索結果なのか等)、プロフィールへのアクセス数のデータを見ることができます。
 
【アカウントに関するインサイト】

アカウントに関するデータを見るには、プロフィール画面右上の「≡」のマークからインサイトを選択します。ここではアカウントのフォロワーの性別や年齢、地域といった属性を見ることができます。また、過去1週間から1か月間のアカウントの投稿の表示回数やプロフィールの閲覧数を確認できます。

 

|インスタ広告の掲載が可能

プロアカウントを利用することによってInstagram内で広告を出すことが可能になります。広告にしたい投稿の右下に表示される「宣伝」を押し、・誘導先・ターゲット・配信予算・配信期間を決めれば広告掲載が可能です。

 

|ショップの開設

Instagram内の「プロフィールの設定」から「ビジネス」、「Instagramショッピング」の順に進み、設定を完了するとInstagramの運営側でアカウントに問題がないか審査が行われます。承認されるとInstagramショッピングが利用できます。投稿やストーリーに商品のタグ付けを行い販売の促進につなげましょう。

 

|アカウントのカテゴリ設定

自社の商品にマッチしたカテゴリを選択するようにしましょう。様々なカテゴリがあり多くの場合マッチするカテゴリがあると思います。プロフィールにカテゴリを表示させるかどうかは選択することが可能です。

 

|プロフィールに「予約する」等のアクションボタンの設置

プロフィールに予約ボタン(アクションボタン)の設置が可能です。Instagramを見て興味を持ったお客様が店舗に訪れやすくなります。美容サロンの予約などで用いられることが多いです。

 

|アカウント閲覧制限(最低年齢の設定)

アカウントを閲覧できる年齢を設定することが可能です。アルコールなどの年齢制限のある商品を扱っている企業の場合は、20歳以上に設定しておくことが良いでしょう。

 

|チャットの返信テンプレート

プロアカウントを運用している企業には多くの問い合わせが来ますが、プロアカウントの場合、InstagramのDM(ダイレクトメッセージ)に返信するためのテンプレートを登録することができます。設定した登録文面を選択するだけで返信することができ、一件、一件に返信を打つ手間を省くことができます。

 

|チャット上での「よくある質問」設定

DM(ダイレクトメッセージ)の画面によくある質問のボタンを設置することができます。初めてDMを送るユーザーにのみよくある質問が表示されます。よくある質問があることで問い合わせようとした内容がすぐにその場で解決できることが増え、ユーザーにとっても企業にとっても手間が省けます。よくある質問のボタンは最大で4つまで設置することができます。効果的な内容のボタンを設置することで問い合わせの効率を上げることができます。

 

|公式マーク(認証バッジ)のリクエスト

公式マーク(認証マーク)とは、アカウント名の右側につく青いチェックマークのことです。このマークは有名人や企業アカウントによく見られ、アカウントが本人あるいは本物の公式アカウントであることの証明になります。このマークが証明になるため、なりすましといったいたずらアカウントとの区別がつきアカウントの信ぴょう性が増します。
公式マークを取得するにはInstagramに申請し、承認されなければなりません。承認されるのは取得のためには以下の条件を満たしていなければなりません。
 
● 申請するアカウントは、実在の個人または登記されているビジネスや団体を表すものである必要があります

● 申請するアカウントは、個人またはビジネスを表す唯一のアカウントである必要があります。知名度のあるペットや出版物なども対象になります。

● 個人やビジネスごとに認証バッジを取得できるアカウントは1つのみです。ただし、言語別のアカウントは例外です。

● 公開アカウントであり、自己紹介文とプロフィール写真、少なくとも1件の投稿がある必要があります。

● 広く知られており、よく検索される個人、ブランド、団体を表すアカウントである必要があります。
 
引用元:Instagram、認証バッジの申請プロセスのアップデートを発表

 

5. 基本機能のビジネス活用

プロアカウントにはプロアカウントでのみ使える機能だけでなく、通常のアカウントに備わっている機能を使うこともできます。ここでは基本機能のビジネスの活用方法について解説していきます。

 

|インスタライブ

インスタライブとは、Instagram上でライブ配信を行うことができる機能です。インスタライブではいいねやコメントができるため、簡易的なライブコマースを行うことができます。ライブ配信でユーザーとコミュニケーションをとりながら商品販売を行うことが可能です。
インスタライブに関しては下記の記事でもまとめていますので、もっと詳しく知りたい方は是非ご覧ください。
 
インスタライブについては下記の記事でもまとめていますので、もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
▶効果的なインスタライブを行うには?成功するライブ配信のコツとは。

 

|その他SNSとの連携

Instagramは多くのSNSと連携が可能です。なかでもFacebookとTwitterの連携は効果的です。InstagramとFacebook/Twitterを連携させることの最大のメリットは、投稿の手間を省くことができる点にあります。連携をさせていれば、Instagramに一度投稿してしまえば、FacebookとTwitterで共有ができます。
Instagramからその他SNS への発信の一方向だけでなく、その他SNS を見てInstagramに訪れることもあり、フォロワーの増加につながります。SNSを連携させ、多方に情報を発信しましょう。

 

6. 導入メリット

Instagramのプロアカウント(企業アカウント)特有の機能などを紹介しきましたが、実際に導入するとどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

|認知の獲得

人気が高いInstagramのアクティブユーザー数は3300万人と非常に多いです。「Instagramは若者のSNSツール」という考え方を超えて今では30代40代の利用者も増えています。年齢層が幅広く、アクティブユーザーも多いInstagramは強力な拡散力を持っています。また、ハッシュタグでの検索などだけでなく、関連投稿でのおすすめに表示なども増えユーザーに見つかりやすくなっています。
Instagramは企業や商品について知ってもらうきっかけとしてとても効果的です。

 

|ブランディング

先ほど述べたように、Instagramが企業や商品を知るきっかけになることが多くあります。そのため、ストーリーや投稿の内容やビジュアルをこだわることでブランドのイメージを作ることも可能です。ハッシュタグ等でターゲットを絞ることも効果的でしょう。

 

|集客

Instagramのフォロワー数やいいね数は集客につながります。Instagramの特徴はなんといっても写真や動画によるビジュアルを重要視したコンテンツであることです。ユーザーにとってはテキストによる情報提供よりも視覚的な情報が多いInstagramの方がイメージがしやすいです。そのため、自社サイトへの集客が期待できます。

 

|販売促進

“個人アカウントとの違い/プロアカウントにできること”でも紹介しましたが、Instagramの企業アカウントでは、「インスタ広告」「ショップの開設」の機能を使うことができます。インスタ広告の良いところは、ユーザーのアプリ使用時のアクションに余計な負担をかけることなく自然な流れで広告を入れることができます。ショップ開設を行うと、投稿やストーリーに商品の情報をタグ付けすることができ、自社のサイトへの流入が期待できます。

 

7. 導入における注意点

Instagramの企業アカウントを導入するにあたって、多くのメリットがありますが、注意しなければならない点もあります。導入する際はここで解説する注意点を踏まえて取り組むようにしましょう。

 

|アカウントを非公開にできない

企業アカウントは非公開に設定することができません。通常の運用をする際には問題がないのですが、アカウントの準備段階の場合は注意が必要です。アカウント準備中で公開したくない場合は、プロアカウントではなく、個人アカウントで非公開にして準備を進めましょう。

 

|二段階認証を設定する

アカウントの乗っ取り防止のためにセキュリティを上げることが重要です。そのために二段階認証の設定をすることを勧めます。アカウント設定のセキュリティ、二段階認証で設定が可能です。SMS等で認証設定を行うことができます。

 

|短期間でのユーザーネーム変更

基本的には、ユーザーネームの変更は何度でも可能です。しかし、短期間での変更があまりにも多いと変更できなくなる場合があります。登録する前に登録内容をよく検討、確認するようにしましょう。

 

|ポリシーを守る

Instagramには利用にあたってポリシーが決められています。ポリシーに反するようなことを繰り返すと、コンテンツの削除やアカウントの停止なってしまう危険があります。
 
参考:利用規約 | Instagramヘルプセンターコミュニティガイドライン | Instagramヘルプセンター

 

|個人アカウントSNSと連携されていないか

企業アカウント作成の際に、プライベート用の端末で行う場合には注意が必要です。プライベート端末の情報と同期してしまうとSNSや連絡先等の情報まで連携されてしまうので気を付けなければなりません。

 

8. 効果的なInstagram運用のポイント

機能やメリット、注意点を解説してきましたが、これまでのポイントを踏まえた効果的な運用方法を紹介していきます。

 

|ブランディングを意識した投稿

Instagramでブランディングが可能と先ほども述べましたが、運用においてブランドのイメージが伝わるような投稿を意識することが大切です。
各投稿の色あいをそろえてアカウント全体の雰囲気を統一することでブランドの印象をつけることができます。逆に投稿に統一感がないとユーザーはイメージが湧きにくくフォローやいいねというアクションに移らないことがあります。

 

|効果的なハッシュタグ

ハッシュタグを用いて効果的にユーザーにアプローチしていくことが可能です。関連が高く、検索数の多いハッシュタグは必ずつけましょう。しかし、やみくもにたくさんのハッシュタグをつければいいというものではなく、ブランドのイメージに合ったもの、関連性の高いものを中心に選んでいきましょう。

 

|継続的な運用

運用は継続的に行いましょう。アカウントが動いてなく、情報が更新されないとフォロワーはフォローを外すてしまう可能性があります。継続的な投稿を行いユーザーとのタッチポイントを増やしましょう。

 

|ユーザーとのコミュニケーション

Instagramを含むSNSの特徴は気軽にコメントができ、ユーザーとの距離が近い点にあります。企業からもコメントに対する反応を行い、ユーザーと積極的なコミュニケーションを行いましょう。ユーザーとのコミュニケーションの中で意見を聞けたり、フォロワーをファン化できたりといった効果も狙うことができます。

 

|データ分析

運用を行う中で重要なのがデータ分析です。プロアカウントでは、インサイト機能でのデータ分析が可能です。「投稿→分析→改善」を繰り返しながらより良い投稿/運用を目指しましょう。

 

9. まとめ

今回はInstagramの企業アカウントについて解説をしてきました。Instagramをビジネスで用いることで多くのメリットがあります。
Instagramの活用に自社ECへの集客、顧客のファン化、ライブコマースなどの機能や効果を期待しているが運用が難しいと感じている人も多くいるのではないでしょうか。
本格的なライブコマースでは、自社ECへの集客、顧客のファン化を実現することが可能です。
ライブコマースに関するどんなお悩みでも弊社「ライコマ」までご相談ください。

 
 
 

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