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食品に付加価値を与えるライブコマース販売

2022.05.19
2022.05.19
 

新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛の影響を受けて食品/飲食業界は大きなダメージを受けました。
時短営業や酒類の販売規制によって今までのような売上を出すことは難しい状況になりました。
そこで、近年、注目を集めている「ライブコマース」を紹介します。また、食品業界の強みを生かしたライブコマースをご提案いたします。

 

 

1. ライブコマースとは

「ライブコマース」とは、「ライブ配信」と「ECサイト」を掛け合わせたオンライン販売手法のことです。
商品販売を行っているECサイト上でライブ配信を用いて商品紹介をします。ライブ配信を行っている企業様は増えていますが、ライブコマース専門のプラットフォームでないと購入導線がなく売り上げに繋がりにくいといった場合があります。また、ライブコマースはユーザーとのコミュニケーションが取れないというECサイトの課題の解決に繋がります。
ライブコマースについては下記の記事でもまとめていますので、もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

▶ライブコマースとは?メリットや導入検討の際に注意すべき点などを徹底解説
 

2. コロナ禍の食品/飲食業界の現状

新型コロナウイルス感染拡大による時短営業や酒類提供の禁止などの影響を受け、飲食業界の多くの会社が倒産してしまいました。
巣ごもり需要に対応したテイクアウトやデリバー販売などコロナ化を乗り切るための様々な対応が見られます。
 

出所:東京商工リサーチ 「飲食業の倒産動向」

食品/飲食業界でコロナ禍であっても売り上げを伸ばす一つの施策としてライブコマースも効果的な施策となり得るでしょう。
食品/飲食業界のライブコマースについて紹介、提案していきます。
 

3. 食品/飲食業界にライブコマースを取り入れることのメリットと企画案

 

|生産者と消費者の双方向的なコミュニケーションが可能

ライブコマースの特長としてまず挙げられるのが、双方向的なコミュニケーションです。
従来のECサイトのみの販売ですと、写真や文字のみで商品の情報を伝えなければならず魅力が伝わりきらないことやユーザーの疑問を解決する仕組みがない、あるいはユーザーの質問対応に時間がかかるといった課題があります。
ライブコマースの場合、ライブ配信中のチャット機能によって視聴者とのリアルタイムでのコミュニケーションが可能です。ユーザーの疑問にその場で答えることができるため、商品の魅力を伝えることができ、衝動買いに繋がります。
 
【双方向のコミュニケーションを生かした企画案】

ライブコマースでは配信する人がライバーやインフルエンサーとは限りません。そこで、食品/飲食業界のライブコマースでは、生産者による配信や生産者へのインタビューなどの企画が考えられます。
最近では野菜に生産者の写真が貼っているものもあります。これは生産者が見えることで消費者が安心して商品を購入できるような工夫です。消費者にとって生産者が見えることは商品への信頼に繋がります。ライブ配信でコミュニケーションが取れれば、より安心して購入できるでしょう。
また、生産や製造に関する秘話や商品に対する思いを直接生産者から聞くことで、商品に付加価値が付きブランディングに繋がります。他の商品との差が生まれ、購入を後押しするでしょう。
 

|購入後のイメージが湧く

ECサイトで食品を購入するきっかけとして近くのスーパーなどでは手に入らない珍しい商品を買う、少し高級なものを買う、大量購入で安く手に入れるなどがあげられると思います。
普段使わないような珍しい食品や高級食品はどのように扱えばいいのかわからないことがよくあります。また、大量購入した食品のアレンジや保存方法が分からず、結局腐らせてしまうといったこともあると思います。しかし、ライブコマースではその商品の適切な扱い方、アレンジ方法などの情報をユーザーの質問に答えながら伝えることができます。
 
【ライブ配信での実演販売のような企画案】

スーパーやデパートの地下などで試食販売を一口食べてつい購入してしまったという経験のある人は多いでしょう。
この衝動買いに近いものをECサイト上で引き起こすのがライブコマースです。具体的な企画案としては料理番組のようなライブ配信が考えられえます。調理の様子を配信することで商品購入後のイメージが湧きます。
また、一つの料理だけでなく、アレンジ方法や適切な保存方法などの知識もライブ配信の中で伝えていくことによってECサイトで食品を購入する課題を解決することができます。
 

|非日常空間での買い物の実現

ライブコマースはECサイトでの販売であるためどこにいても商品を購入することができます。
そのため、旅行に行かないと買えないような特産品の販売にも向いています。新型コロナウイルスの感染拡大によって外出自粛となり国内であっても旅行に行くことが難しくなりました。
特産品や地域限定品などは物産展などで購入することも可能ですが、その土地に行ってその場の雰囲気を感じながら購入する本来のあり方に比べると物足りなく感じてしまいます。ライブコマースでの販売であれば、その土地とライブ配信でつながりながらの購入が可能です。
 
【疑似旅行体験を提供する企画案】

どこからでも配信でき、どこにいても購入できるライブコマースでは疑似旅行体験を提供することができます。
一緒に旅行をしているかのようなロケ風の配信を行いながらお土産や特産品を紹介していくことで疑似旅行体験の中での購入が可能です。また、普段いかないような場所からの配信によって新鮮さをアピールすることも可能です。
例えば、漁港から漁師さんが獲った魚をライブコマースで紹介したり、畑から生産者が生産物のライブコマースをしたりすると新鮮な商品であるイメージを与えることができるだけでなく、非日常空間での購買体験という付加価値をつけ買い物をより楽しいものにすることができます。

 

4. まとめ

本記事では食品/飲食業界に関するライブコマースについて紹介してきました。
コロナの影響を受ける食品/飲食業界は巣ごもり需要への対応が求められます。時代に合っていて注目が高まっているライブコマースは食品/飲食業界との相性もいいです。
ライブコマースに興味がありましたらどんなことでも『ライコマ』にお問い合わせくださいませ。
 
 

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