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D2CとECって何が違うの?そもそもD2Cとは?

2022.05.19
2022.05.19
 

近年、注目が高まっているD2Cとはどのようなものなのか、ECとはどのように違うのかについて紹介します。
また、なぜライブコマースとD2Cの相性が良いのか、D2Cに対してどのようにライブコマースが活かせるのかについても紹介します。

 

 

1. D2CとECの違いとは

 

|D2Cとは

D2Cとは「Direct to Consumer」の略称です。メーカー(商品や製品の製造者)が仲介の業者などを通さずに消費者に直接販売する手法のことを言います。
D2Cを行っているメーカーの多くは自社ECサイトを用いて商品の販売を行っています。EC上で商品の販売を行っているのでECとよく間違えられてしまいます。

 

|ECとは

ECとは「Electronic Commerce」の略称で、日本語で表すと電子商取引のことです。
オンラインで商品を販売、購入する仕組みのことを指します。ECはメーカーと消費者が直接つながっていません。そのためECには「Amazon」や「楽天」のようなECモールも含まれます。インターネット上での商品の取引のことを指す言葉と理解して良いでしょう。

 

|D2CとECの違い

D2CとECの最大の違いはメーカーと消費者が直接つながっているかどうかという点です。しかし、D2Cも自社ECサイトを用いてオンライン販売を行っているのでECに含まれます。オンラインで販売をするECという大きな概念の中に、メーカーと消費者が直接つながっているD2Cという販売方法の概念がある(EC>D2C)というイメージです。
商品の特色の違いを見ると、ECの方がAmazonや楽天などのプラットフォームを経由して販売するため独自性は薄く、価格による差異をアピールしているのに対し、D2Cは直接消費者に販売するため、ブランドの世界観や独自性によって差異を出している場合が多いです。

 

2. D2Cが注目されている理由

D2Cという言葉は近年急激に注目を高めてきました。
しかし、D2C自体はそれほど最近のものではなく、前から存在しまた。
では、なぜ今注目を集めているのでしょうか。

 

|インターネットの普及による環境的要因

先ほども述べましたが、D2Cの最大の特徴はメーカーと消費者が直接つながる点にあります。
そのため、Amazonや楽天のような大型ECモールに出店する場合に比べ、商品の宣伝や認知拡大、自社ECサイトへの集客が難しいといった課題があります。この課題がネックとなり今までD2Cに取り組むメーカーあまりいませんでした。
しかし、インターネット/スマートフォンの普及によるSNSの発展によってメーカー自身が商品の宣伝や自社ECサイトへの集客ができるようになりました。SNSを活用して商品の認知拡大が可能になったことで、集客力のあるECモールに出店しなくてもECサイトで売り上げを上げられるようになったのがD2Cの注目が高まった要因の一つです。

 

|消費者の価値観の変化

日本が豊かになったことによって、消費者の商品に対する価値観に大きな変化が起きたこともD2Cの注目を高めている要因の一つです。
日本はモノが不足していることはなくなりました。それによって、より便利なもの、高機能なものという思考から、世界観やコンセプトのような感情を動かされるようなものに魅力を感じるように変化してきています。そのため、メーカーの製造意図や世界観を直に感じることのできるD2Cでの販売が人気を集めています。

 

3. D2Cのメリット

ECとD2Cの違いを見てきましたが、D2Cで販売を行うメリットとはいったいどこにあるのでしょうか

 

|メーカーと顧客が直に繋がれる

本記事で何度も述べていますが、D2Cの特徴は仲介の業者などを通さずにメーカーが直接消費者に販売する点にあります。メーカーが顧客と直接繋がることによって、メーカーにとっても、ユーザーとっても大きなメリットがあります。
まず、メーカー側のメリットですが、仲介の業者などを通さない分商品の収益性を高くすることができます。実店舗に卸すのではなくECモールであっても販売手数料などの費用がかかってきます。また、D2Cの場合は、販売の一連の流れが自社内ですべて完結するため、受注や発送、返品などの際に対応がスムーズになり無駄なコストの削減にもつながります。
次に、ユーザー側のメリットですが、仲介の業者などを通していない分、良い商品を安く手に入れることが可能です。良い商品が安く手に入るとメーカーに対する信頼も生まれ、メーカーのファンとなる可能性も高くなります。

 

|顧客との距離が近く声が取り入れられる

D2Cはメーカーが自社のECサイト上で販売を行っているため顧客との距離が近いことも特徴です。
ECモールなどでの販売ですと、商品に関する質問などは、ECモール上のお問い合わせフォームから問い合わせるしかなく、対応に時間がかかる上に手間がかかるために問合わせをしないというユーザーも多くいます。
先ほどD2Cが注目されている理由で述べたようにD2CではSNSの活用が積極的に行われています。SNSの場合だと商品情報に関する投稿への「いいね数」や商品紹介動画の「再生数」などからユーザーのデータを集めることができます。また、SNS最大のメリットは気軽にコメントができる点にあると考えています。問い合わせフォームほど固いものではなく、気になった商品についての質問がコメント欄でできるため、多くのユーザーの声を知ることができます。また、ユーザーとしても「こんな商品が欲しい」「コーディネートを知りたい」「アレンジ方法を知りたい」など要望を言うことができ自分に合った商品を購入できるため、買い物の失敗が少なくなります。

 

|今までにないマーケティング

D2Cでの販売は自社で完結するため、販売する商品だけでなく、マーケティングも自由に行うことができます。
ECモールへ出店する場合だと、全商品同じようなレイアウトでサイトに載せられてしまい、競合他社との差別化や自社商品の特長を押し出すことが難しくなってしまいます。マーケティングも自由に行うことのできるD2Cであれば、世界観やコンセプトを全面にアピールしたブランディングなども可能です。
また、今までではあまり見られなかったマーケティング方法を取り入れることも考えられます。具体的な案としては、ユーザーからのクラウドファンディング型の商品開発などが挙げられます。これはユーザーの声を取り入れることのできるD2Cでしかできない手法でしょう。メーカーは資金を調達しながら作りたい商品を製造でき、ユーザーは一緒に商品を作り上げる経験をすることができます。

 

4. D2Cと相性の良いライブコマース

D2Cには、ユーザーとの距離が近く、自由なマーケティングが可能という特徴があります。
この特徴はライブコマースと非常に相性がいいです。「ライブコマース」とは、「ライブ配信」と「ECサイト」を掛け合わせた現在注目を集めているマーケティング手法です。ライブコマースの最大の特徴はライブ配信で商品を販売するという点です。ライブ配信を行うことでユーザーとコミュニケーションが取ることができます。
ライブコマースではチャット機能を用いて視聴者の質問に対してその場で答えることができ視聴者の疑問を解決することができます。D2Cでの成功にはユーザーとの直接的なコミュニケーションが重要になるため、ライブコマースは相性がよく効果的なマーケティング施策といえます。
 
ライブコマースについては下記の記事でもまとめていますので、もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
▶ライブコマースとは?メリットや導入検討の際に注意すべき点などを徹底解説

 

5. まとめ

今回はD2CとECの違いについて説明してきました。顧客と直接的なコミュニケーションを必要とするD2Cはライブコマースと非常に相性がいいです。
ライブコマースに関心のある方は弊社「ライコマ」にどんなことでもお問い合わせくださいませ。
 
 

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